Googleは2026年6月9日、個人向けのAIサブスクリプションプラン「Google AI Plus」の価格改定を発表しました。これまで月額1,200円で提供されていたプランが月額725円へと約4割も値下げされ、さらにストレージ容量は200GBから400GBに倍増するという、非常に魅力的な改定内容となっています。
本記事では、この衝撃的な価格改定の概要に加え、上位プランである「AI Pro」「AI Ultra」との違い、そして「Google AI Plus」で具体的に何ができるのかについて詳しく解説します。
Google AI Plus 価格改定のポイント
今回の改定は、実質的な超大幅値下げおよびサービス拡充となっています。主なポイントは以下の通りです。
- 料金の大幅引き下げ: 月額1,200円から月額725円(税込)へと改定されました(米国価格は7.99ドルから4.99ドルに値下げ)。
- ストレージ容量が2倍に: GoogleドライブやGoogleフォト等で共通して利用できるクラウドストレージが、200GBから400GBへと倍増します。
- 既存ユーザーへの自動適用: すでにGoogle AI Plusを契約しているユーザーは、次回の契約更新時から自動的に新料金(725円)が適用され、ストレージ容量も順次自動で400GBにアップグレードされます。
Google AI Plusでできることまとめ
「月額725円」という手軽な価格になりながらも、Google AI Plusには非常に充実した機能が備わっています。Plusプランで利用可能な主な機能は以下の通りです。
1. 最新モデル「Gemini 3 Pro」によるAI対話
Googleの最新世代であるGemini 3シリーズの高性能モデル「Gemini 3 Pro」を搭載したGeminiアプリを利用できます。複雑な推論、100万トークンの長いコンテキストの理解、テキスト・画像・コードなどを統合的に処理するマルチモーダル機能に対応しており、日常の調べ物やビジネスの壁打ち相手として極めて優秀です。
2. 統合型AI映像制作スタジオ「Flow」の利用
Googleの最先端AIである動画生成AI「Veo」、画像生成AI「Imagen」、対話型AI「Gemini」のパワーを1つに統合した制作ツール「Flow」にアクセスできます。テキストや画像から、非常に一貫性のある映画のような動画を直感的に生成・編集することが可能です。(※これまで提供されていた画像合成ツール「Whisk」は2026年4月末に終了し、この「Flow」へと機能統合されています)
3. 高度な画像生成・編集「Nano Banana Pro」のサポート
Gemini 3 Proのビジョン・生成機能をベースに開発された、高度な画像生成・編集特化型AIモデルである「Nano Banana Pro」を利用可能です。プロンプトに応じた精緻なイラストの作成から、写真の編集・補正まで高度に行うことができます。
4. NotebookLMの機能拡張
自分でアップロードした資料(PDFやGoogleドキュメントなど)をソースとして、AIが要約やリサーチの支援を行ってくれる「NotebookLM」の機能制限が解除され、より多くのドキュメントの読み込みや長文解析など、高度な機能が利用可能になります。
GoogleのAI有料プラン比較(Plus vs Pro vs Ultra)
Googleの個人向け有料AIプランは、現在「Google AI Plus」「Google AI Pro」「Google AI Ultra」の3段階で構成されています。旧「Google One AI プレミアム」は「Google AI Pro」に名称変更されています。それぞれの違いは以下の通りです。
| 機能・項目 | Google AI Plus(新) | Google AI Pro(旧AIプレミアム) | Google AI Ultra(最上位・新設) |
|---|---|---|---|
| 月額料金(税込) | 725円(旧1,200円) | 2,900円 | 14,500円 |
| クラウドストレージ | 400 GB(旧200GB) | 5 TB | 大容量(個別プランに応じる) |
| 主要搭載モデル | Gemini 3 Pro | Gemini 3 Pro(高優先) / Gemini 3.1 Pro | Gemini 3 Ultra / Deep Think(最先端推論モデル) |
| 動画・画像生成 | Flow / Nano Banana Pro(標準制限あり) | Flow / Nano Banana Pro(優先アクセス) | Flow / Ultra解像度対応(制限なし) |
| Google Workspace連携 | Gmail・ドキュメントでの一部AI支援 | Gmail・ドキュメントでの高度なAI統合機能 | フル連携 + 管理者向けカスタムエージェント作成 |
どのプランを選ぶべき?
- Google AI Plus がおすすめな人: 「まずは日常使いでAIの便利さを体感したい」「あまり高いサブスクは抵抗があるけれど、無料版より高精度なAIと画像・動画生成を楽しみたい」というライト〜ミドルユーザーに最適です。400GBのストレージも付いて月額725円は、他社のAIサービス(ChatGPT PlusやClaude Proなど、月額約3,000円)と比較しても圧倒的な高コスパを誇ります。
- Google AI Pro がおすすめな人: 「仕事でGmailやGoogleドキュメント、GoogleスライドでのAI支援機能をフルに活用したい」「仕事用ファイルの保存など、大容量(5TB)のクラウドストレージが欲しい」というビジネスユーザーやクリエイターに向いています。
- Google AI Ultra がおすすめな人: 「Deep Think」のようなGoogleの持つ究極の推論モデルをフルに活用したいエンジニア、研究者、ビジネスプロフェッショナル向けです。利用制限を気にせず最高峰のAI出力を求める場合に適しています。
まとめ
月額725円で「Gemini 3 Pro」や「Flow(旧Whiskの機能を含む動画・画像生成)」が使えるようになった今回のGoogle AI Plusの値下げは、個人向けAIサブスクリプション市場におけるゲームチェンジャーと言えます。ストレージ400GBが手に入るだけでもGoogle Oneの通常のストレージプランとして非常に価値があるため、これまで有料AIツールを使ったことがない方も、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。