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【チームズ?クロード?】意外と読み間違いやすいITサービス・アプリ・技術名10選

普段の業務や日常生活でよく使っているITサービス、アプリ、プログラミング言語などの名称。実は「正しい読み方」を誤解したまま使っているものが少なくありません。何気なく発音した名前が、取引先やチームメンバーに通じなかったり、少し恥ずかしい思いをしたりすることも……。

本記事では、特に読み間違いやすいIT用語を10個ピックアップし、公式の正しい読み方とその由来・歴史を分かりやすく整理しました。

1. 誰もが使っている定番ツール&AI

Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)

ビジネスチャットツールの代表格であるTeams。ついつい「チームス」と清音で発音してしまいがちですが、正しいカタカナ表記および発音は「チームズ」と濁ります。

英単語の「team」の複数形「teams」であるため、英語のネイティブ発音に準拠して「ズ」と濁るのが自然です。日本マイクロソフトの公式リリースやサポートページでも、すべて「チームズ」と統一して表記されています。

Claude(クロード)

Anthropic社が提供する非常に優秀なAIアシスタント「Claude」。こちらは英語の「Cloud(クラウド:雲)」とスペルが似ているため、「クラウド」と読まれてしまうことが多々あります。

しかし、正しい読み方は「クロード」です。フランス系などの男性名に用いられる「Claude(クロード)」に由来しています。会話で「クラウド」と言ってしまうと、インターネットを経由して提供される「クラウドサービス(Cloud Service)」と混同されて話が噛み合わなくなる原因にもなるため、注意しましょう。

2. 開発現場で頻出する技術&ミドルウェア

ASUS(エイスース)

マザーボードやPC、スマートフォンなどで有名な台湾のメーカー「ASUS」。かつては「アスース」「アサス」「エイサス」「エーサス」など、人によって千差万別の読み方をされていました。

しかし、2012年10月1日より、日本国内を含めたグローバルでの呼称が公式に「エイスース」に統一されました。これに伴い、当時の日本法人名も「アスース・ジャパン」から「ASUS JAPAN」へと変更されています。ギリシャ神話の空飛ぶ馬「Pegasus(ペガサス)」の最後の4文字が由来となっており、「常にトップ(A+)を目指す」という意味が込められています。

Nginx(エンジンエックス)

軽量で高速な動作が特徴のWebサーバーおよびリバースプロキシである「nginx」。初めて見たときに「エヌジックス」「エヌギンス」などと読みそうになりますが、正しい読み方は「エンジンエックス」です。

「Engine-X」をモチーフとして作られたため、このスペルになっています。知らずに「エヌギンス」などと呼んでしまうとエンジニア同士で話が通じないこともあるので、ぜひ覚えておきましょう。

Kubernetes(クバネティス / クーベネティス)

コンテナオーケストレーションの事実上の業界標準ツール。スペルが複雑なため、「クベルネテス」「クバーネッツ」「クバネテス」など様々な読み方をされます。

英語圏での一般的な発音は「クバネティス」「クーベネティス」です。どちらの読み方でも技術的な会話で通じます。語源はギリシャ語で「船の操舵手」や「パイロット」を意味する「κυβερνήτης(キヴェルニティス)」。先頭のKと末尾のsの間に「ubernete(8文字)」があることから、略して「K8s(ケーエイツ)」ともよく呼ばれます。

3. データベース・クラウド・プログラミング言語

SQLite(エスキューライト)

軽量で、多くのアプリやデバイスに内蔵されているリレーショナルデータベース。SQLは「エスキューエル」と読みますが、これにLiteが合体したSQLiteは「エスキューライト」と発音されるのが公式かつ一般的です。

「エスキューエル・ライト」と読んでしまいがちですが、開発者コミュニティや公式ドキュメントにおける発音も「エス・キュー・ライト(/ˌɛs.kjuː.ˈlaɪt/)」となっています。

Azure(アジュール)

Microsoftが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」。こちらも初見では「アズレ」「アズール」などと呼んでしまいそうになりますが、公式の読み方は「アジュール」です。

「Azure」という英単語自体が「青空」や「紺碧(美しい青)」を意味しており、そこから来ています。フランス語の「Azur」に由来する言葉で、英語では「アジャー」に近い発音になりますが、日本語公式表記は「アジュール」となっています。

Git(ギット)

いまやソフトウェア開発に欠かせない分散型バージョン管理システム。英語の「G」の音から「ジット」と読み違える初心者が稀にいますが、正しい読み方は「ギット」です。

ちなみに、この「Git」という言葉は、開発者のリーナス・トーバルズ氏が「自分のようなろくでなし(イギリス英語のスラングでgit)でも使えるツール」という自虐的なユーモアを込めて名付けたと言われています。

SaaS / PaaS / IaaS(サース / パース / イアース または アイアース)

クラウドサービスの種類を表す3つの用語です。「SaaS(Software as a Service)」は「サース」、「PaaS(Platform as a Service)」は「パース」と読まれますが、インフラを提供する「IaaS(Infrastructure as a Service)」は読み間違いが多く発生します。

IaaSは「イアース」または「アイアース」と読むのが一般的です。「アイエーエーエス」とアルファベットでそのまま読まれることもありますが、「イアース」が最も広く普及しています。

Python(パイソン)

AIやデータ分析、Web開発などで圧倒的な人気を誇るプログラミング言語。英語圏以外の初心者などから稀に「ピーソン」「ピュトン」と呼ばれることがありますが、正しい読み方は「パイソン」です。

名前の由来は、ギリシャ神話に登場する巨大な蛇「ピュトン(Python)」ですが、言語の開発者グイド・ヴァンロッサム氏が、自身のお気に入りだったイギリスのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』から名付けたというエピソードは非常に有名です。

4. まとめ

IT分野には、スペルからは直感的に推測しにくい名前や、英単語のネイティブ発音に準拠したルールなど、様々な読み方の慣習が存在します。

一度覚えてしまえば間違うことはありませんが、新しい技術やサービスを導入する際は、ロゴや公式ドキュメントで正しい読み方も一緒にチェックしてみると、周囲とのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。


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